鹿児島大学で入学式 事前に爆破予告も安全を確認し予定通り実施 5年ぶりに保護者など家族の参加も
鹿児島テレビ
4月5日、鹿児島大学の入学式が鹿児島市の県体育館で行われました。大学には3日「入学式会場を爆破する」とメールが送られてきていて、警察が警戒する中、安全が確認されたとして、式は予定通り実施されました。 鹿児島大学によりますと3日、「6日行われる入学式の会場と鹿児島大学を爆破する」などと、メールで爆破予告がありました。 予告と実際の入学式の日程は異なっていましたが、入学式当日の5日朝は、警察官と大学の職員が式が始まる前に会場をくまなく点検し、安全が確認されたことから、午前10時半、予定通り式が始まりました。 この春、鹿児島大学では9つの学部で1918人、大学院で590人の計2508人が新しいスタートを切りました。 今年の入学式は、新型コロナの影響で中止していた家族の入場が5年ぶりに可能となり、佐野輝学長は「皆さんの心の中に『鹿児島大学の誇り』がしっかりと形作られることを期待しています」と、新入生を激励しました。 新入生を代表して、新田杏奈さんがこれから始まる学生生活に向けた決意を高らかに宣誓しました。 新入生代表・新田杏菜さん 「学則に従い、学生の本分を守り、学業に専念し、社会の期待に応えることを誓います」 歯学部の新入生 「将来はみんなを笑顔にできる歯医者さんになりたい。今まで運動部に入ったことがなかったので、運動をいっぱいしたい」 大学院進学で同じ研究室(の4人) 「人の役に立てるような研究ができればと思う」 鹿児島大学・平野謙一郎総務課長 「大きな混乱もなく終わって一安心。皆さんそれぞれの分野で一生懸命勉強してもらい、楽しい学生生活を送って欲しい」 爆破が予告された日時が6日となっていることから、警察は6日も引き続き、県体育館や鹿児島大学での警戒にあたるとしています。
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