ANAのCA、病院へスズラン贈呈 69回目の“幸せ”届ける
全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは5月21日、全国51カ所の病院にスズランの花とオリジナルのしおりをプレゼントした。今年で69回目となる恒例行事で、「再び幸せが訪れる」という花言葉を持つスズランを、客室乗務員(CA)らが届けた。 【画像】ANAグループ社員がデザインしたしおり 赤十字病院などの病院や関連施設に、北海道千歳市近郊で咲いたスズランとANAグループ社員が描いたイラストをデザインしたしおりを贈呈した。スズランは札幌市のHanako Gardenが栽培した。 日本赤十字社医療センター(東京・広尾)で贈呈式を開き、ANAホールディングス(ANAHD、9202)の上席執行役員でサステナビリティ推進部長を務める宮田千夏子氏らが同センターを訪れた。 ANAはスズランの贈呈を1956年に開始し、毎年実施している。日本赤十字社の名誉副総裁だった高松宮さまが、入院患者を励ますためにスズランを贈ることをANAに提案したことがきっかけだとされている。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行前は、客室乗務員らが赤十字病院などを訪問し、しおりを入院患者らにプレゼントしていた。コロナの影響により2020年から2022年までの3年間は各地での贈呈式の開催を見送ったが、2023年に訪問を再開した。
Yusuke KOHASE