踊って笑って、ダウン症啓発 10代チーム、ダンスで触れあい
踊って、笑って、触れあって―。ダンスの得意な少年少女3人と、ダウン症がある俳優の吉田葵さん(17)らがチームを組み、映像作品での発信や、イベントでの披露に向けて練習を重ねている。障害のある子どもの支援に関する活動をするNPO法人「SUPLIFE」(東京)が企画。「共生社会の本質や大切さを、言葉ではなく、歌やダンスを通じて知ってほしい」と期待を込める。 毎年春に開かれるダウン症の啓発イベント「バディウォーク東京」に向けて計画。思いに賛同したメンバーで声をかけ合い集まった子どもたちは、初対面でダンスの練習から始めるのではなく、一緒にゲームを楽しんだり、会話をしたりしたことから関係を築いていった。 吉田さんは、都立の特別支援学校の高等部に通いながら、映画やドラマにも出演する俳優。「今回のダンスは難しかったけど、みんなと協力して楽しくできた。見てくれる人に幸せ、ハッピーを届けたい」と元気に話す。
4人のダンスの映像はNPOのウェブサイトで公開中。