感謝状を受けた伊達中の生徒５人

　橋から川に飛び降りようとした女性を救助したとして、伊達署は４日、福島県伊達市の伊達中の女子生徒５人に感謝状を贈った。 　感謝状を受けたのは３年で吹奏楽部の遠藤和奏（わかな）さんと佐藤優羽（ゆう）さん、バスケットボール部の松橋乙希（あつき）さん、２年で吹奏楽部の唯野柚月（ゆづき）さんと高橋桃萌音（ももね）さん。同署で贈呈式を行い、手塚浩署長が手渡した。 　５人は３月２８日正午ごろ、部活動の帰り道に、市内の伊達橋で欄干の外側に立っている女性を見つけた。遠藤さんと佐藤さん、松橋さんが「大丈夫ですか」などと声をかけながら手を女性に手を差し伸べ、川に落ちないように引き寄せた。唯野さんと高橋さんが周囲を通る人に警察への通報をお願いした。女性は駆け付けた警察官に保護された。 　遠藤さんは「不安だったけれども、勇気をふりしぼって声をかけた。女性が無事で本当に良かった」と喜んだ。星憲行教諭が同席した。