「平穏な年に」と願い込め 福島県白河市でだるま作り最盛期
2月11日に福島県白河市中心部で開かれる白河だるま市を前に、同市の佐川だるま製造所でだるま作りが最盛期を迎えている。 白河だるまは穏やかな表情が特徴で、福を招く鶴と亀、松竹梅を表す眉やひげが顔に描かれている。店主の佐川明子さん(64)と長女成井理沙さん(39)が連日、高さ8センチから60センチのだるま16種を手作業で仕上げている。成井さんは「大きな災害や事故が年明けから続いたので、平穏な年になるよう思いを込めて作っている」と話す。 白河だるま市は午前9時から午後6時まで市内の天神町、中町、本町で開催する。約1・5キロにわたり露店が並び、だるまや縁起物、飲食物を販売する。