市川猿之助被告、黒スーツに紺色ネクタイで初公判に 小さい声で起訴内容を認め…
日テレNEWS NNN
両親に対する自殺ほう助の罪に問われている歌舞伎俳優の市川猿之助こと喜熨斗孝彦被告の初公判が、東京地裁で20日午後に始まり、猿之助被告は、起訴内容を認めました。 猿之助被告は入廷した際に、裁判官に一礼をしました。服装は、黒いスーツに紺色のネクタイでした。 裁判官に起訴内容に間違いがないか聞かれると、「間違いはありません」とまっすぐ前をみて小さい声で述べ、起訴内容を認めました。 歌舞伎俳優の市川猿之助こと喜熨斗孝彦被告はことし5月、東京・目黒区の自宅で、母親の延子さんと父親の市川段四郎さんの自殺を手助けした罪に問われています。 猿之助被告を乗せたとみられる車は正午すぎに自宅を出発し、裁判が始まるおよそ1時間前に裁判所に入りました。 東京地裁にはこの日の午前から裁判を傍聴しようと多くの人が傍聴券を求めて並び、中には福岡から来たと話す歌舞伎のファンの女性もいました。東京地裁によりますと、傍聴席22席に対し、1033人の傍聴希望者が集まり、倍率はおよそ47倍でした。 裁判は午後1時半に始まりましたが、猿之助被告は職業について「歌舞伎俳優です」と述べました。また、裁判官に起訴内容に間違いがないか聞かれると、「間違いはありません」と小さい声で、まっすぐ前をみて述べ、起訴内容を認めました。