スカーレット・ヒロイン幼少時代に「スイちゃん」の川島夕空 滋賀出身の西川貴教は芸術家役で出演
NHK大阪放送局は23日、2019年度後期の連続テレビ小説(朝ドラ)101作目「スカーレット」の新たな出演者を発表。ヒロインの戸田恵梨香が演じる川原喜美子の幼少時代に、同局Eテレの教育番組の出演で知られる川島夕空。世界的な芸術家、ジョージ富士川役に西川貴教らが起用される。 【拡大写真付き】信楽でタヌキに囲まれながら「15歳」を熱演する戸田恵梨香&大島優子
「みいつけた!」のスイちゃん役を務めた
同局によると、このドラマは滋賀県信楽の女性陶芸家が失敗や挫折にめげず生きていき、がむしゃらな強さと天性の明るさを持つ女性の波乱万丈な人生の物語で、主に1950~1960年代の高度経済成長期を中心に描かれるという。 川島は、2015年~2018年に同局Eテレの教育エンターテイメント番組「みいつけた!」のスイちゃん役を務めたことで知られる。 今回の出演については「目標だった朝ドラヒロインの幼少役を演じられてとてもうれしいです。大阪生まれの役なので、私も大阪ことばを一生懸命練習しています」とコメントを寄せている。
西川「地域のすばらしさも存分にお伝えできれば」
滋賀県出身の西川は連続テレビ小説初出演。「お話を聞いた時は、舞台本番の楽屋で、廊下に声が響いてほかの楽屋がザワつくほど驚きました」「滋賀ふるさと観光大使として、地域のすばらしさも存分にお伝えできればと考えております」と気合い十分なコメントを寄せた。
三林「三時代、8本もの連続テレビ小説に出して頂ける感謝」
同局によると、喜美子が働く大阪の下宿の女主人で女性下着デザイナーの荒木さだ役に羽野晶紀、いつも喜美子を癒す下宿人、田中雄太郎役にTKOの木本武宏、下宿の元女中、大久保のぶ子役に、三林京子を起用することも発表した。 三林は1985年(昭和60)放送の朝ドラ「いちばん太鼓」から、「ぴあの」(1994年<平成6>)、「ふたりっ子」(1996年<平成8>)、「オードリー」(2000年<平成12>)、「ファイト」(2005年<平成17>)、「だんだん」(2008年<平成20>)、「カーネーション」(2011年<平成23>)と出演を重ね、今回の出演で昭和~平成~令和と、三時代の朝ドラに出演することになる。 三林は「三時代、8本もの連続テレビ小説に出して頂ける感謝の気持ちを込めて、しっかりと喜美子ちゃんを仕込みたいと考えています」とコメントを発表した。
イッセー尾形、マギー、松下洸平らも出演
このほか、喜美子の師となる信楽焼の絵付け師、深野心仙役にイッセー尾形。川原家の隣人、大野忠信役にマギー。信楽にやってきた陶工、十代田八郎役を松下洸平が演じることや、語りを同局の中條誠子アナウンサーが担当することなどが発表された。 このドラマは2019年9月30日から2020年3月までの放送予定。