全日本&NOAHの“裏切り者”ジェイク・リーが新日本プロレス入団!拳王とモリスへ「私に感謝しろ」
3日、新日本プロレスが“SMART BASTARD”ジェイク・リーの入団会見を行った。 ジェイクはウエイトリフティング全日本選手権5位というバックボーンを買われてスカウトされ、192cmの長身に120kg(当時)という恵まれた体躯からヘビー級の未来を担う逸材として2011年に大きな期待を背負いながら全日本プロレスでデビューしたものの、約2ヶ月で引退。同年に総合格闘家に転身するも結果を残せず、2015年に全日本で再デビューするが伸び悩み、2021年にヒールターンすると覚醒し三冠ヘビー級王者へ。団体の顔の1人として活躍していたが、「一度しかない人生だから挑戦したい」と2022年末を以て全日本を突然退団し、2023年1月1日のNOAH日本武道館大会に姿を現す。 ジャック・モリス&アンソニー・グリーンとともに“Good Looking Guys(GLG)”を結成し強い存在感を放つと、清宮海斗からGHCヘビー級王座を奪取。その後丸藤正道、中嶋勝彦、杉浦貴、潮崎豪と顔となる選手を倒し防衛を続けていたが、2024年6月に急遽GLG解散を宣言すると外道の呼びかけに応じてBULLET CLUB WAR DOGSへ加入。突然NOAHに別れを告げ、7月から新日本の『G1 CLIMAX』へ参戦を果たしていた。 この行動に拳王は「2度目の引退しろって思ってる。顔も見たくない」とブチ切れ、モリスも「くたばれ!」と中指を立てて罵倒。ジェイクはこの日の会見で「彼ら2人に対して私が思う事は、感謝しろ。なぜなら私の名前で彼らが何かを発信するごとに注目を浴びるじゃないか。数字が上がる。注目度が上がる。これは今のプロレス界、プロレスラーにとってとても重要なことだ。私は充分貢献しているではないか。それによって注目度を浴びてNOAHの中でも応援する方々が増えてるんじゃないのか?ならそろそろ感謝の言葉を述べるべきだろう。ジェイク・リー選手、本当に感謝いたしますありがとうございますと。そうじゃないのかい?」と笑顔を見せる。 新日本入団に関しては「私が入団したいんじゃない。新日本プロレスが私を欲するか欲しないかだ。会社と選手との契約なんてそんなもんじゃないのか?選手はあくまで商品だ。この団体は日本屈指の団体だ。骨を埋めたっていい。心の底からそう思う。私に心があればだがね!ハハハハハハ!お金儲けは嫌いですか?私は大好きだ!お金が大好きだ。ここに契約した理由も、それが理由の一つだ、おーきなね!私は綺麗事を並べることは多い。だがこのように本音を言う時もある。だがよく注意してくれ、それが本当に心の奥底から言ってる本音かどうかを、あなた方は見極めなければいけない。なぜなら私は、スマートバスタードだからだ」と独特な言い回しで翻弄した。 今後はゲイブ・キッドとのタッグでリングをグチャグチャにし、内藤哲也へのリベンジ、そしてIWGPを目指すというジェイク。今までとは毛色の違う面倒な悪が新たに生まれ、新日本プロレスのみならず世界のプロレス界をかき回す事になりそうだ。