新八代―宮崎ルートを調査へ 東九州新幹線誘致で関連経費計上
宮崎県は9日、新幹線の県内誘致に向け、新八代駅(熊本県八代市)と宮崎市を結ぶルートの所要時間や需要などを調べる方針を決めた。2024年度一般会計の当初予算案に関連経費3400万円を盛り込んだ。調査はコンサルタント会社に委託し、秋ごろの結果公表を目指す。 九州の東側を通る東九州新幹線は国の基本計画に盛り込まれている。大分、宮崎両市付近を通り鹿児島市を終点とする「日豊線ルート」が想定されるが、実現のめどが付かないため、宮崎県は別ルートの可能性を探る必要があると判断した。 調査では、沿線自治体でつくる「東九州新幹線鉄道建設促進期成会」が試算した日豊線ルートの整備費用も再調査する。