最高の仲間と奏でる“夢” 全国27回出場の強豪・伊予高校吹奏楽部『全日本吹奏楽コンクール』への道【愛媛発】
伝統が大きな力に!「魂を入れて」
7月に迫った『全日本吹奏楽コンクール』の愛媛県大会に向けて、池田先生の指導にも熱が入る。 「今、音はたどれたとしても、全然魂はないので、魂を入れておいてください」と楽譜どおりの演奏から、その先を見据えた指導も見られる。生徒たちは指導を受けると必死にくらいつき、より良い“音”を奏でようと励む。 池田先生もかつて伊予高校吹奏楽部の部員として全国を目指し、夢をかなえた1人だ。今は顧問として生徒たちと一緒に全国出場を目指す。 「先輩方から受け継がれていく脈々とした伝統という力が、1つの大きな力になっている」と池田先生は語る。
「青春そのもの」最高の仲間と音楽
練習中は集中している彼らも、休憩時間には真剣な表情とは一転して、キラキラとした高校生らしい表情を見せてくれる。 そんな生徒たちにカメラを渡し、部員同士ならではの距離感で「伊予高校吹奏楽部とは?」と尋ねてもらったところ「青春そのもの」「青春ができる部活」「最高の仲間と最高の音楽を奏でる」と一様に目を輝かせながら答えた。 正解のない音楽という表現の舞台で目指す全国大会。その道のりを支える、みんなの力の源は何だろうか。 部長の武智心さんは「やっぱり近くに励ましてくれる仲間、池田先生だったり、困った時でも近くに安心できる仲間がいるところだ」と語り、2年生で打楽器担当の生徒は「大変だなと思うこともあるが、大変の中にもやっぱり楽しいという思いがいっぱいある」と明るく話す。 伊予高校吹奏楽部の生徒たちは、何度でも挑戦し楽器と向き合い続ける。 (テレビ愛媛)
テレビ愛媛