【MLB】ザック・ミナシアンがGMに就任へ ポージー編成本部長をサポート 「兄弟同時GMは史上初」と米報道
米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が報じたところによると、ジャイアンツはプロスカウト部門のディレクターを務めていたザック・ミナシアンをゼネラルマネージャー(GM)に昇格させる方針を固めたようだ。ザック・ミナシアンはエンゼルスのGMを務めるペリー・ミナシアンの弟であり、ナイチンゲール記者は「兄弟が同時期にGMを務めるのはメジャー史上初めて」と伝えている。ミナシアンはピート・プティラGMの後任として、新任のバスター・ポージー編成本部長をサポートしていくことになる。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 ジャイアンツは9月末、球団OBの名捕手ポージーがフロントオフィスのトップである編成本部長に就任することを発表。ポージーは「スカウト経験のある人物をGMに採用したい」との方針を示し、GM候補の人選を開始していたが、最終的には球団内部からミナシアンを昇格させることで決着したようだ。 ミナシアンはブリュワーズの球団組織で14シーズン働いたあと、2019年にジャイアンツの球団組織に加入。ブリュワーズ時代には27歳の若さでプロスカウト部門のディレクターに昇格し、ダグ・メルビンとデービッド・スターンズという2人の名GMのもとで、CC・サバシア、ザック・グレインキー、ジョシュ・ヘイダー、ウィル・スミス(投手)といった選手たちの獲得に携わってきた。 ザック・ミナシアンSr.は長きにわたってレンジャーズのクラブハウスのマネージャーを務めた人物であり、ザックSr.の息子たちは現在、球界で活躍中。ペリー・ミナシアンはエンゼルスのGMを務め、ザック・ミナシアンもジャイアンツのGMに就任することがほぼ確定した。また、カルビン・ミナシアンもブレーブスの球団スタッフとして働いている人物である。 ジャイアンツでは過去2年間、プティラがファーハン・ザイディ編成本部長のもとでGMを務めていたが、編成本部長がザイディからポージーに代わったことで、プティラは球団に残りつつも別の役割を担うことに。プティラに代わるGMとして、ミナシアンがプロスカウト部門から内部昇格することになった。