ベスト8入りし声援に応える花巻東3年生の佐々木麟太郎選手(写真：日刊スポーツ/アフロ)

◇第105回全国高等学校野球選手権記念大会3回戦 花巻東(岩手)5-2智弁学園(奈良)【17日、甲子園球場】 高校通算140本塁打を誇る花巻東は佐々木麟太郎選手(3年)が3安打を放つ活躍をみせるなど、智弁学園を下しベスト8に入りました。 先行の花巻東は初回1アウト満塁の場面で、5番の千葉柚樹選手(3年)がレフトへタイムリーツーベースを放ち2点を先制。3回には1アウトから佐々木選手が2打席連続ヒットでチャンスメークすると、再び千葉選手のツーベースで追加点。6回には2アウト1、2塁のチャンスで佐々木選手がこの日3本目のヒットをマーク。今大会2度目の3安打で追加点をもたらします。 一方、好投を続ける花巻東の葛西陸投手(2年)。智弁学園打線に対して、6回に川原崎太一選手(3年)のタイムリーが飛び出し、3点差に迫られると、7回には2アウト3塁のピンチ。4番の山崎漣音選手(3年)に痛烈な打球をはじき返されますが、センターの広内駿汰選手(3年)がジャンピングキャッチ。見事な守備でピンチを切り抜けた花巻東は葛西投手が9回途中2失点の力投。投打がかみ合い、ベスト8に進出しました。 この試合、タイムリーを含む3安打1打点の活躍をみせた佐々木選手。大会通算12打数6安打で打率.500となっています。