夏から秋にかけて急成長! 神宮大会ではエースナンバーを背負う関東一・坂井遼、一冬を越えれば全国屈指の投手に成長も!<高校野球ドットコム注目選手・コム注>
秋季東京大会では背番号は10番だったが、一戦一戦と戦ううちに急成長を見せた関東一の坂井 遼(はる)投手。同校が敗退した、夏の東東京大会5回戦の日大豊山戦での投球に比べると、この秋、数段レベルアップしているのがわかった。特に、直球に対する絶対的な自信と変化球の精度は素晴らしいモノを感じる。 【トーナメント表】神宮大会の結果一覧 秋季東京大会決勝の創価戦では、1失点の完投勝利を収め、被安打5、四死球1。安定感抜群であった。米澤監督も「夏の敗戦の悔しさをバネによくここまで成長してくれた」と好評価を口にしていた。 坂井はセットポジションから投げ始めるスタイルで、フォームはオーソドックスのオーバースロー。軸足にしっかりと体重を預けて素早く左足を上げるため、フォームの勢いを殺さずに投げることができる。そのため、球威にフォームの勢いが加わり、貫通力がある直球が投げられている。 一冬越えて更なる進化をすれば、全国を代表する投手になる可能性を持った逸材。来年の夏にどこまで成長を見せてくれるのか期待したい。 ■都大会成績 防御率:1.82 投球回数:29回2/3 自責点:6 奪三振:24