知事の大型事業見直し一般会計決算を不認定…奈良県議会過去30年間で例なし、賛成は維新と無所属の13人にとどまる
奈良県議会は23日、2023年度一般会計決算を不認定とし、閉会した。県議会事務局によると、記録が残る過去30年間では例がないという。決算の法的な効力に変更はない。
決算には、山下真知事による大型事業などの見直しが反映されており、18日にあった決算審査特別委員会で不認定とされていた。この日の採決でも、議長を除く出席議員38人のうち、賛成は日本維新の会と無所属の13人にとどまった。
閉会後、報道陣の取材に山下知事は「23年度予算は前知事が編成した予算。私は見直すことを知事選の公約に掲げて当選した。減額補正の予算を出さずに執行停止するのは当然のことだ」と語気を強めた。
