クラブ選びの基準は「球を操れる」こと。日本オープン覇者・岩﨑亜久竜の14本【マイギアを選ぼう】
自身の道具へのこだわりを、プロ自らが語る「マイクラブ マイギアを語ろう」。今回は、昨年「日本オープン」でツアー初優勝を挙げ、少ない試合数にもかかわらず賞金ランキング15位に入った岩﨑亜久竜。今季からパター以外のギアをすべて替えたという岩﨑のクラブ選びのこだわりとは?
昨年、日本オープンを制したクラブをガラリとチェンジした岩﨑亜久竜。 ドライバーは『ステルス2 プラス』から『Qi10』に移行。「弾道の高さをコントロールしやすく、直進性もある。どちらかといえば、球の高さを変えて打っていきたいので、Qi10ドライバーが自分に合っています」 構えやすさも、すぐに移行できたポイントだという。 「パッと構えたときにぐらつくのが苦手なんですが、今のはかなり据わりがいいので好きです。『LS』とか他のタイプも打ちましたが、今使っているのが一番見た目もしっくりきました。操作のしやすさと相まって、やさしい印象です。ちなみに、飛距離も伸びています」
構えやすさの強いこだわりは、グリップにもある。 「フェースを見なくても握れる、それくらい基準にしています。だからバックラインとかはメチャクチャ大事。グリップの向きとフェースの据わりがはまらないと、アドレスでもたつくので」 ヘッドの寛容性を生かして操作性を高めるため、シャフトも『ベンタスブラック』からしなり感のある『ツアーAD DI』に変更。 「基本的にフェードヒッターですが、ドローも打っていけるようにしたくて。『ベンタス』だと少し直進性が強すぎるんです」
撮影:有原裕晶 月刊ゴルフダイジェスト6月号より