それぞれの矢三郎を楽しんで!中村鷹之資・濱田龍臣の舞台「有頂天家族」幕開け
中村鷹之資、濱田龍臣らが出演する舞台「有頂天家族」が、本日11月3日に東京・新橋演舞場で開幕した。 【画像】舞台「有頂天家族」より。(他6件) G2が脚本・演出を手がける本作は、森見登美彦の小説「有頂天家族」(幻冬舎)を原作にした作品。京都を舞台に、下鴨神社の境内に暮らす誇り高き狸一家を巡って、狸・天狗・人間が繰り広げる“てんやわんやの大騒動”が描かれる。出演者には下鴨矢三郎役の鷹之資と濱田のほか、弁天役の若月佑美、下鴨矢一郎役の渡部秀、下鴨総一郎 / 夷川早雲役の池田成志、赤玉先生役の相島一之、下鴨桃仙役の檀れいといった面々が名を連ねた。 初めて歌舞伎以外の舞台に出演する鷹之資は「お稽古でも台本を握る手が震えるほどだったんですが、共演者の皆さんが温かく迎え入れてくださったので、稽古場の雰囲気にもすぐなじむことができました」とキャストたちへの感謝を口にしつつ、Wキャストの濱田については「お互いの稽古を見てああじゃない、こうじゃないと言い合いながら役を作ってきました。“同じ矢三郎だけど違う矢三郎”をお客様に楽しんでいただけたら。新橋演舞場から京都の南座、愛知の御園座にも参りますのでぜひ3都市、最低でも5回は観に来ていただきたい(笑)」と観客にメッセージを送る。さらに鷹之資は「個性豊かなキャラクターばかりが登場する面白い作品ですので、皆さんぜひ楽しんで『面白きことは良きことかな!』と帰っていただけるとうれしいです」と話した。 濱田は「鷹之資さんには良くしていただいて、年齢が近いのでセリフの言い方だったり、舞台上での立ち振る舞いだったりと、細かいところまで相談もしました。稽古場ではみんなでお互いに意見を出し合い、スタッフの皆さまや演出のG2さんともいろいろなお話をさせていただきながら作り上げてきた作品です」と述べ、「天狗と狸と人間の三つ巴の中でも、家族のシーンが多かったり、それぞれの兄弟の中の“矢印”が面白く描かれているので、矢三郎のそれぞれの接し方の違いが面白いのではないかなと思います」と見どころを語った。 東京公演は11月11日まで。本作はその後、16日から23日まで京都・南座、30日・12月1日に愛知・御園座でも上演される。 ■ 有頂天家族 2024年11月3日(日・祝)~11日(月) 東京都 新橋演舞場 2024年11月16日(土)~23日(土・祝) 京都府 南座 2024年11月30日(土)・12月1日(日) 愛知県 御園座 □ スタッフ 原作:森見登美彦(幻冬舎「有頂天家族」より) 脚本・演出:G2 □ 出演 下鴨矢三郎:中村鷹之資 / 濱田龍臣 弁天:若月佑美 下鴨矢一郎:渡部秀 下鴨総一郎 / 夷川早雲:池田成志 赤玉先生:相島一之 下鴨桃仙:檀れい 寿老人 / 岩屋山金光坊:有川マコト 金閣:盛隆二 銀閣:谷山知宏 淀川長太郎:林田一高 夷川海星:鹿野真央 下鴨矢二郎:佛淵和哉 下鴨矢四郎:橋本偉成 / 徳山なお ※中村鷹之資は東京・京都公演のみ出演。