フラットかつ安定したハンドリング「トヨタ ヴェルファイア」【最新国産新型車 車種別解説 TOYOTA VELLFIRE】
インストルメントパネル
アルファードに対する新型ヴェルファイアのコンセプトは「ドライバーズミニバン」である。パワートレインも主力の2.5lハイブリッドこそ両者共通だが、先代3.5lV6の後継となる高出力2.4lターボは、ヴェルファイアのみに搭載。逆に、手頃で穏やかな2.5l自然吸気はアルファード専用となった。
居住性
シャシー関連でも、全車19インチホイールとなり、今回の新機軸である「周波数感応型ショックアブソーバー」が全車標準装備されるのはヴェルファイアの特権だ。さらに、ボディ前端部のコアサポートとサイドメンバーをつなぐブレースも専用に追加されるなど、基本骨格やインテリアの基本デザインはアルヴェルで共通ながらも、アルファードとのつくり分けは非常にキメ細かい。
うれしい装備
フルモデルチェンジ 23年6月21日 月間販売台数 3297台(23年6月~11月平均) WLTCモード燃費 17.7km/l※「Z Premie(r ハイブリッド)」のFF車
ラゲッジルーム
新型アルヴェルは先代比で飛躍的に正確になったステアリングやフラットな乗り心地、そしてリヤがしっかり踏ん張る安定したハンドリングを身上とするが、特にヴェルファイアはその傾向が強い。最上級ショーファードリブングレードの「エグゼクティブラウンジ」も、低速域での2列目の乗り心地はアルファードの方が柔らかだが、そのぶん、路面や運転手の技量によってはふらつくこともある。よりしっかりと上下動が抑制されるヴェルファイアの方が、2列目のVIPにとっても快適なケースも少なくない。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.156「2024最新国産新型車のすべて」の再構成です。 http://motorfan-newmodel.com/integration/156/
MotorFan編集部
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