ウナギ1本まるごとはこんな感じ。なか卯の「豪快盛」2000円超だけどアリ!?
なか卯は、「うな重」「牛うな重」など、うなぎ各種を5月22日に販売開始しました。今年も「豪快盛」が登場。価格はなんと2230円。どっひゃー! 【もっと写真を見る】
ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。季節が夏へ加速していく今日この頃。 夏といえば「うなぎ!」な気分になりませんか? 今年の土用の丑は7月24日と8月5日。早くも、チェーン店ではうなぎ商品が登場しています。 なか卯の「うなぎ豪快盛」が今年も! 丼ぶりや京風うどんを提供する「なか卯」は、「うな重」「牛うな重」など、うなぎ各種を5月22日に販売開始しました。 うなぎは毎年の恒例メニューです。中でも注目したいのは「うなぎ豪快盛」。うなぎ丸々1本分を丼から溢れんばかりに盛り付けたという、文字どおり豪快なうな丼です。2020年から登場しており、おなじみになりつつありますが、そのインパクトから毎年話題になっています。 気になるお値段は1杯2230円。昨今の価格高騰の流れで、2020年に初登場した時は1650円だったところ、2023年には1970円まで値上がり。今年はついに2000円を超えました。 うなぎが丸々1本分のった、夢のような丼ですが、チェーン店でこのお値段は「なかなかだな」と感じてしまいます。はたして、お値段以上の満足感があるか、実際に食べてみました。 2230円の「豪快盛」を食べてみた! こちらが「うなぎ豪快盛」実物です。うなぎは「1本分」とはいいますが、3分割されて、重ねて盛りつけられています。なか卯のシンプルな「うな重」が、四角い、まさに“お重”であるのに対して、「うなぎ豪快盛」は丼ぶりでの提供。盛りつけ方も、ビシッと敷き詰めるのではなく、丼の曲線にあわせてふわっとのせている印象です。 表面は焼き目がついて、見た目にもそそります。タレがのってテリッと輝いていますね。 カットごとにうなぎの部位が違うため、厚みもそれぞれ。「どこから食べようか」と迷ってしまいます。 錦糸卵を添えているのが、なか卯のうなぎの特徴。個人的には、うなぎの味わいをシンプルに楽しみたいので、錦糸卵はなくてもいいと思っているのですが、華やかな見た目にしてくれるのは確か。 一番身が厚い部分はこんな感じ。「チェーン店のうなぎ」と侮るなかれ、香ばしくて、中はふっくらと上品。豪快な大きなカットをそのままに、たくさん頬張れば、うなぎのおいしさが口いっぱいに広がります。 ごはんにもタレが染みています。よく、関東のうなぎのタレは“しょっぱい系”、関西は“甘い系”といった地域性があると聞きますが、なか卯のうなぎは関西よりだと思います。甘めでコクのあるタレが、うなぎの香ばしさにマッチ。 しっぽの部分は身が薄くなって食感もややかたくなりますが、皮のパリッとした感じが好きという人には好まれるのではないでしょうか。 卓上には山椒があるので好みでかけて風味を加えましょう。 ボリュームには大満足 なか卯の「うなぎ豪快盛」は、とにかくごはんに対してうなぎがボリューミーで最後までうなぎを満足にいただけました! お店でうなぎを頼んでも、ご飯に対してうなぎが少なくて「うなぎを惜しみながらタレごはんを食べる」なんて経験がありますが、これだけうなぎのボリュームがあれば、うなぎとごはんを等分に口へ運んでいってもバランスよく食べきれます。これはうれしい! チェーン店なので、食べる場所によってうなぎの食感にムラがあるのはご愛敬。むしろ、「どの部分から食べよう」など変化を楽しみながら食べ進められるのがポイントかも。 2000円超えという価格に、券売機を押す指が震えてしまいましたが、同じくらいのボリュームのものをうなぎ専門店で食べようとしたら倍以上してもおかしくはありません。結論として、「うなぎ豪快盛」はチェーン店としてはびっくりする価格だけど、うなぎ界隈としてはリーズナブル。丑の日はこれを利用する手もアリかと。 なお、なか卯の母体であるゼンショーグループは、グループ全体でうなぎの食品安全基準の徹底や、各団体と協力してうなぎ資源の保全に取り組んでいる、という点も情報として書き添えておきます。 ただし!「うなぎ豪快盛」はどういうわけかごはん大盛りにはできません。うなぎのタレでごはんをたっぷり食べたいという時には大盛りにしたいものだけど。そこは残念。 なか卯では他にも、「牛うな重」なども用意しています! ▲「うな重」(並盛:950円、ごはん大盛:1020円) ▲「牛うな重」(並盛:1190円、ごはん大盛:1260円) ▲うなぎ豪快盛(2230円) 文● ナベコ 編集●ASCII