【NBA】スパーズ期待の若手ジェレミー・ソーハン、ポーランド代表として自国開催のユーロバスケット2025に出場すると明言
「次の夏に向けて僕たちはメンタル、フィジカルともにもっと良い準備が必要だ」
スパーズのジェレミー・ソーハンが、来夏に行われる『ユーロバスケット2025』にポーランド代表として出場する意思を表明した。来年のユーロバスケットにおいて、ポーランドはラトビア、キプロス、フィンランドと共に開催国の1つとなっている。 同国バスケットボール協会のSNSで、ソーハンは次のように意気込みを語っている。「次の夏に向けて僕たちはメンタル、フィジカルともにもっと良い準備が必要だと思う。僕たちは、ホームで自分たちのファンの前でプレーできることに本当に興奮している。オリンピックにおけるドイツ、セルビア、フランスといった欧州を代表する強豪の戦いぶりを見ると、僕たちは来年、ベストな状態で戦える準備をしないといけない」 アメリカで生まれ幼少期にイギリスに移住したソーハンは、母親がポーランド人であることから同国のU16代表チームでプレーし、2021年のユーロバスケット予選でフル代表デビュー。今年7月に開催されたパリ五輪最終予選にも出場し、2敗でグループリーグ敗退となったもののバハマ戦で16得点10リバウンド、フィンランド戦で20得点8リバウンドと奮闘した。 21歳のソーハンは、2022年ドラフト全体9位指名でスパーズに入団。2年目の昨シーズンは74試合出場で平均29.6分出場、11.6得点、6.4リバウンド、3.4アシストを記録した。新シーズンのNBAでさらなる成長を果たし、自国開催の大舞台での活躍へとつなぎたいところだ。 ちなみにポーランド代表は、ソーハンに加えてウォリアーズのブランディン・ポジェムスキーの加入も狙っていた。ポーランド人の祖父を持ち、これまでに代表経験を持たないポジェムスキーはソーハンと同じく五輪最終予選の出場に興味を示していたが、最終的には代表入りを見送り、今夏はアメリカ代表の練習相手となるセレクトチームのメンバーとして活動した。 ソーハンに続くNBA選手の代表入りは果たして実現するのか。ポーランドバスケットボール協会の交渉力が問われる。
バスケット・カウント編集部