オーガスタ女子アマ日本勢トップは吉田優利の妹・鈴の14位タイ 4度目のプロテスト合格へ弾み
予選通過した日本勢4人の最終成績は?
◆海外アマチュア競技<オーガスタナショナル女子アマチュア 4月3~6日 オーガスタナショナルGC、チャンピオンズリトリートGC(ジョージア州)6360ヤード・パー72> 【写真】やっぱり似てる!? 姉・優利とタッグを組む吉田鈴のキャディー姿
「第5回オーガスタナショナル女子アマチュア」の全日程が終了。優勝は通算8アンダーのロティ・ウォード(イギリス)。ベイリー・シューメーカー(アメリカ)との激戦に、最終ホールのバーディーで決着をつけた。
今年は、日本勢8人が出場し、4人が予選を通過。ゴルフの祭典マスターズが行われる舞台での最終日に挑んだ。 優勝争いに加わることはできなかったが、アンダーパーでプレーし、爪痕を残したのが吉田優利の妹、鈴だ。3番、4番、7番とボギーが続き、苦しい展開の中、8番パー5で最高のドラマが待っていた。残り44ヤードの第3打を「短めに上げるような感じで打ったのが、少し大きいと思ったけどラッキーで入ってくれました」と起死回生のイーグル奪取で波に乗る。続く9番もバーディーでこの日のスコアをイーブンに戻すと、アーメンコーナーの12番もバーディーで笑顔が弾けた。 「有名なパー3ホールの2つでバーディーが取れてすごくうれしい。この経験は予選ラウンドも通して大きいものだと思うので、流れに乗ったゴルフを覚えていくのはいいかなと思う」と振り返った。通算2オーバー14位タイは日本勢最上位。4度目となる日本のプロテストに大きな弾みとなった。 寺岡沙弥香は日本勢トップの通算イーブンパー13位タイで最終日に臨んだ。11番で池に捕まってトリプルボギーをたたいたが、気持ちを切り替えて最後までプレー。3つスコアを落としたが、通算3オーバー27位タイ。「あまりショットの調子がよくなかったので、池に入れたことはしょうがないと思ってすぐ切り替えて頑張りました」。 初出場だった昨年は予選落ちし、オーガスタナショナルGCは練習ラウンドでプレーしただけだった。「全然緊張はしてなくて、すっごい楽しかったです。いいショットやパットをすると地面が揺れるぐらい(ギャラリーが)盛り上がってくれるので」と、雰囲気を堪能した。 3度目の出場で決勝は2度目の六車日那乃は、3バーディー、5ボギー。通算3オーバーで寺岡と同じ17位タイで大会を終えた。「最後のオーガスタと思っている」と試合前に話した決意は、今年こそプロテストに合格するという気持ちの表れでもある。 2度目の出場で初めて決勝ラウンドに進んだ新地真美夏は、14番までに7ボギーと苦戦したが、15番、16番連続バーディーでホールアウト。通算8オーバー29位で大会を終えている。 <日本勢の順位> 14位タイ:吉田 鈴(+2) 17位タイ:六車 日那乃(+3) 17位タイ:寺岡 沙弥香(+3) 29位:新地 真美夏(+8) 以下予選落ち 横山 珠々奈(+5) 中村 心(+6) 飯島 早織(+7) 荒木 優奈(+7)
e!Golf編集部