【MLB】偶然か必然か 2020年代のWARトップ7がポストシーズンに出場中 1位大谷、2位ジャッジ、3位ソト
今年の王者はヤンキース、ガーディアンズ、メッツ、ドジャースの4チームに絞られた。偶然なのか必然なのか、「この4チームに2020年代のWARトップ7が集中している」と米公式サイト「MLB.com」は伝えている。その7人とは大谷翔平(ドジャース)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、フアン・ソト(ヤンキース)、ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)、フレディ・フリーマン(ドジャース)、フランシスコ・リンドーア(メッツ)、ムーキー・ベッツ(ドジャース)という顔ぶれ。2020年代のMLBの「顔」がポストシーズンの戦いを続けている。 熱戦が続くポストシーズンの日程・結果一覧 データサイト「ファングラフス」が算出しているWARの2020年代トップ7は以下の通り。 1 大谷翔平(ドジャース)35.0 ※投打合計 2 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)33.4 3 フアン・ソト(ヤンキース)27.1 4 ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)26.6 5 フレディ・フリーマン(ドジャース)26.4 6 フランシスコ・リンドーア(メッツ)25.4 7 ムーキー・ベッツ(ドジャース)24.9 このうち、フリーマンは2020年、大谷は2021年と2023年、ジャッジは2022年にMVPを受賞しており、今季はジャッジと大谷の受賞が確実視されている。WARトップ7以外で2020年代にMVPを受賞したのは、2020年のホセ・アブレイユ、2021年のブライス・ハーパー、2022年のポール・ゴールドシュミット、2023年のロナルド・アクーニャJr.だけだ。 また、今年のポストシーズンはペイロール(年俸総額)の多いチームが順当に勝ち上がったことでも話題になっている。スモールマーケット球団のガーディアンズは例外だが、ぜいたく税を算出するためのルールに基づいた計算では、ペイロール1位がメッツ、2位がドジャース、3位がヤンキースで、いずれも総額3億ドルを超えている。「お金をかけていい選手を集めたチームが順当に結果を出したポストシーズン」と言えるかもしれない。