SNS上で知り合った“海外女性”に裸を見せたら…性的な動画拡散するぞと脅される男性の被害急増中 「セクストーション」にご注意を
SNSを通じ、性的な動画を無断で録画されるなどして脅しを受け、金銭を要求されるなどの被害が急増しています。特に男性の被害が顕著に増えているとして、注意が呼びかけられています。 被害者が犯罪者にSNSを通じて性的な動画や画像などを送ってしまい、それを元に脅迫される犯罪は「Sex(性)」と「Extortion(脅迫)」を合わせた造語で「セクストーション」と呼ばれています。 性被害に遭った人の相談を受け付けている「NPO法人ぱっぷす」によりますと、「セクストーション」についての相談は、去年の夏頃から急増しているということです。 「セクストーション」には相手を支配する目的のものと金銭を脅し取る目的のものがあり、2023年度に「セクストーション」の相談を寄せた560人のうち281人が男性で、男性の9割以上は金銭目的の被害でした。 例えば、海外の女性を名乗る人物からSNSのビデオ通話を通じて「かっこいいから体を見せて」などと言われて見せたところ、裸の動画を無断で録画されてしまい、「フォロワーにばらまかれたくなかったら現金を振り込め」などと脅されるケースなどがあるということです。 「ぱっぷす」は絶対に金銭を支払わず、すぐにブロックするなどの対応をしてほしいと注意を呼びかけるとともに、被害者を孤立させないための取り組みが必要だと訴えています。