大谷翔平開幕8戦目も3打席目まで不発で36打席本塁打なし ベッツは全体トップ5号と絶好調
◆米大リーグ ドジャースージャイアンツ(2日・米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム) ドジャース・大谷翔平投手(29)が2日(日本時間3日)、本拠地・ジャイアンツ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場し、3打席目まで本塁打が出ずに開幕から36打席連続本塁打なしとなった。 ジャイアンツの先発は、ローガン・ウェブ投手(27)。3年連続2ケタ勝利を挙げて昨季はサイ・ヤング賞の投票で2位に入り、今季も3年連続となる開幕投手に抜てきされたエース右腕だ。大谷は昨年8月に対戦し、中前安打、一ゴロ、右中間二塁打と3打数2安打。チェンジアップ、シンカー、スライダーなど精度の高い変化球が持ち味だ。初回無死一塁の1打席目は、フルカウントから外角低めのスライダーに手が出ず見逃し三振に倒れた。前を打つベッツが同点5号ソロを放った直後の3回1死走者なしの2打席目は、打球角度35度で飛距離328フィート(約100メートル)だったが、あとひと伸び足りず中飛に倒れた。1点リード、4回2死一塁の3打席目は、1度もバットを振ることなく4球連続ボールで四球で出塁した。 前日1日(同2日)の本拠地・ジャイアンツ戦は、1打席目の二ゴロで5試合ぶりの打点を記録し、2打席目に3試合連続安打となる右翼線への二塁打を放つなど4打数1安打1打点。これまでは打球がなかなか上がらなかったが、3打席目には打球角度37度で、飛距離324フィート(約99メートル)という飛球もあった。試合前の時点で、開幕から全7試合にフル出場して、6試合で安打を放つなど、30打数8安打で打率は2割6分7厘。まずまずのスタートと言えるが、開幕から7試合連続本塁打なしは、自己ワーストに並んでいる。 3月30日(同31日)の試合後には「見え方自体は悪くない」と手応えを口にし、「タイミングと距離の問題かなという感じですね」と修正ポイントを分析していた大谷。期待の高まる新天地1号はいつになるだろうか。
報知新聞社