最大の暴落は? 日本人選手、市場価値ダウン額ランキング16位。不完全燃焼? 広島→名古屋で価値ダウン
年齢や実績など様々な要素によって算出される市場価値は、その時期の活躍によって大きく左右されることもある。23/24シーズンも終盤に差し掛かった現在、その市場価値を大きく下げてしまった日本人選手は誰なのか。データサイト『transfermarkt』が算出した市場価値下落額ランキングを紹介する。※市場価値や成績等の情報は3月13日時点の『transfermarkt』を参照。2023年7月1日と現在の市場価格を比較。下落額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。
16位:森島司(名古屋グランパス) 生年月日:1997年4月25日 市場価値の変動:140万ユーロ(約1.96億円)→120万ユーロ(約1.68億円) 市場価値の減少額:20万ユーロ(2800万円/-14.3%) 22/23リーグ戦成績: 20試合2ゴール0アシスト(サンフレッチェ広島) 12試合0ゴール1アシスト(名古屋グランパス) MF森島司は今季スタートから低迷する名古屋グランパスにおいて、復調のカギになる存在だ。 昨夏にマテウス・カストロという強烈な“個”を失った名古屋は、新たな攻撃の核となる選手として、サンフレッチェ広島でプレーしていた森島を獲得。しかし森島がマテウスとはタイプが異なる選手であること、そして同選手が名古屋の戦術に適応するのに時間を要したこともあって、チームはマテウス退団の穴を埋めることはできなかった。一時は優勝争いに参加していた名古屋だが、最終的に6位でシーズンを終えている。 名古屋としては再起を図りたい今季だが、開幕から3連敗無得点という最悪なスタートを切ってしまった。そんな中でも、森島の存在感は昨季と比べて大きく増しており、後方からのビルドアップを安定させるためには同選手の関与が必須。攻守両局面において、そのプレーがチームの潤滑油になっている。 その市場価値は広島時代から20万ユーロ(2800万円)減少したが、年齢的にも市場価値の“伸びしろ”は十分にある。加入2年目の森島は、沈黙を続ける名古屋の攻撃を再起動できるか。
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