2060年度の年金、夫婦で月21万4000円に減少の試算…現役世代の50%超水準は維持
単身女性では、65歳が9・3万円で、50歳9・8万円、40歳9・9万円となる。受給額が多い厚生年金の加入者が男性より少ないため平均額が低く、老後保障の拡充が課題となる。
◆所得代替率=公的年金の給付水準を示す指標。年金を受け取り始める65歳時の年金額が、その時に現役で働く男性の平均手取り収入と比べてどの程度の割合になるかを表す。年金額は世帯や個人で異なるため、主に「平均的な収入の会社員として40年間勤めた夫と専業主婦」の65歳世帯で比較する。同じ所得代替率であっても、時代ごとに現役男性の賃金が異なれば年金の額面も変わる。