目元に“年齢感”表れてない?「たるみ」や「クマ」、「くぼみ」など、デリケートな目元のケア方法を日本人専門家医が解説
メイクでも隠しきれない、目元に表れる疲労と年齢感。アイコンタクトのコミュニケーションで、いつだって目をそらさずに堂々と見つめ合いたいから、まなざしに、若々しい力強さと、ヘルシーな印象を。気になり始めたら即開始すべき目元ケアの方法をエキスパートが指南する。 【写真】アイクリームのおすすめ32選。皮膚科医が効果や塗り方を解説【2023年最新】 Comments by ...... 平松 類(RUI HIRAMATSU)眼科専門医。医学博士。二本松眼科病院勤務。診断、治療が的確で全国から患者が集まる。YouTubeチャンネル「眼科医平松類」は登録者数20万人超え。 桑原亜希子(AKIKO KUWABARA)ロート製薬株式会社基礎研究開発部。スキンケア製品開発の基礎となる皮膚科学研究に従事。目の下のクマや、目周りの眼輪筋などの研究に携わる。
血流促進と栄養補給で、内側から若返り
40歳前後から、むくみがたるみに変わりクマが定着するなど、深刻になる目元のエイジング。内側で起こっている変化を、ロート製薬の桑原亜希子さんが説明する。「目周りには血管が張り巡らされていますが、年齢とともに血管が弱くなり、血液が漏れたり、血液やリンパの流れが悪くなったり。それがクマやむくみの原因になり、細胞に栄養が届かない、老廃物を運べないという状況にも。老化が気になったら、血管ケアを意識して」。 眼科専門医の平松類先生も血流ケアを勧める。「ホットタオルを朝晩の習慣にすると血流が改善。簡易的には手のひらを温めて20~30秒目を覆う方法も」。 目の健康に役立つ栄養素もある。「ケールやゴーヤ、小松菜に含まれるルテインは光ダメージの軽減や黄斑変性の予防に。涙の質がよくなるDHAやEPAを摂ることで、瞳の輝きが変わる可能性あり」
美容ルーティンに潜む、落とし穴に御用心
どんなに肌が強い人だって目元はデリケート。エイジレスな達人に秘訣を聞くと、高確率で“20 代からアイケアを続けていた”と答える。今すぐに過保護なくらい守るケアを始めたい。日常で見直したい美容TIPSを桑原さんに聞いた。 「目周りの皮膚は他の部分の1/3から1/4 程度の薄さで、皮脂分泌もとても少なく、乾燥や紫外線の影響を受けやすいパーツです。まずは過度な摩擦を与えないことを意識。 注意したいのは、アイメイクの落とし方です。マスカラやアイラインをごしごし擦って落としている人も少なくありません。全顔のクレンジングの前に、ポイントリムーバーを浸したコットンを目の上にしばらく置いて、すべらせるように丁寧にオフを。 アイケアは20代から始めても早すぎるということはありません。目の上下に優しく塗り、こめかみを引き上げるようにマッサージをしてみて」