21歳の田中裕基が前半9ホールでツアータイ記録の28をマーク 後半失速も6位発進「思い切ってやろうと思っていた」/国内男子ゴルフ
ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップbyサトウ食品第1日(20日、栃木・西那須野CC=7036ヤード、パー72)ツアー未勝利の田中裕基(21)=名阪急配=が1イーグル、6バーディー、2ボギーの66で回って6位で滑り出した。出だしの10番(パー4)で残り110ヤードからの2打目がカップに吸い込まれるイーグル。「多分初めてだと思います」というイーグル発進で勢いに乗ると、続く11番からは3連続バーディー。1メートル、5メートル、2メートルを次々と沈めた。15、16、18番でもバーディーを奪い、前半のスコアは「28」。ツアーの9ホール最少ストロークタイ記録(詳細な記録が残る1985年以降)をマークし、「前半は完璧としかいいようがない」と胸を張った。 しかし、後半は2ボギー。「いいバーディーパットを打てていたが、なかなか決まってくれなかった。前半に比べると流れが止まったのかな」と失速した。ただ、下部ツアーを主戦場としている中、今季レギュラーツアー初戦で堂々の6位発進。「今季レギュラーツアー初戦ということで、思い切ってやろうと思っていた。出られる試合は大切にしていきたい」。飛躍を目指す21歳が存在感を示し、第2日に向かう。