【全日本総合バドミントン2023】「しっかりラリーを我慢して、最後に決め切ることができてよかった」(髙橋明日香)
水津愛美(ACT SAIKYO) 女子シングルス2回戦:川上紗恵奈(北都銀行)に21-16、21-8で勝利 --試合を振り返って 1年半前に一度対戦したことがあって、その時は負けてしまいました。前の対戦から相手のプレースタイルが変わってるかもしれないと思いましたが、私自身もその時よりは力をつけてきているので、今回は自信を持って試合に入るようにしました。 --前に対戦した時の印象は? その時は自分がすごい受け身になってしまって、川上さんもすごくいいコースにスマッシュを打ってくるので、ノータッチで決められることも多かったです。でも、今日は自分が先手を取ってプレーすることをとにかく意識して プレーをしました。 --成長を感じる勝利になった 今日はすごく集中もしてたし、昨日よりも自分自身スピードを上げてゲームを展開していけたので、 そこは自分の成長かなって思います。 --攻撃的なプレー内容で勝てた 最初はシャトルが(追い風で)飛ぶ側から入ろうと思ったんですけど、川上さんがそのエンドを選んだので、自分が飛ばない側からでした。第1ゲームは相手から結構速い球がきたけど、レシーブで引かずに少し前で取ることを意識して、 その中で攻撃的なプレーを心掛けたのがよかったです。2ゲームは飛ぶ側だったので、自分の球が走っていい感じにゲームができました。 --次は奥原希望選手との準々決勝 対戦したことはまだ一度もないですが、 台湾遠征の練習で一緒に打つ機会がありました。試合は初なので 楽しみな気持ちもあります。(11月の)熊本マスターズで戴資穎選手(タイ・ツーイン/台湾)とやった時、自分のプレーが何もできずに負けてしまったので、そういう試合展開にならないように、最初からフルで向かっていきたいです。 明地陽菜(再春館製薬所) 女子シングルス2回戦:大堀彩(トナミ運輸)に14-21、10-21で敗戦 ――あと一歩届かなかった A代表で、世界のトップレベルにいる選手。対戦する機会が初めてで、すごく向かっていけたのはいけたんですけど、特にファイナルゲームは、互いに勝ちたい気持ちがある分、自分の勝ちたい気持ちが先走ってしまって、焦りが出て、低い展開に持っていくことが多くなってしまいました。大堀さんは、カウンターもすごくうまい。もうちょっと高い球も使っていけば、展開が変わったかなと思います。 ――大堀選手の高さをかわそうとして低くなったわけでは? いいえ、ドライブ戦だと相手が上手なので、最初から深いクリアーやロブを使おうと思っていたのですが、相手の球の出し方がうまくて、自分が低い球を出すしかなくなった部分が多かったです。 ――風の影響は? 昨日よりは、全然(ない)。すごくアウトが出るわけではなかったです。でも、ラリーが続くにつれて、自分がラリーを一度振り出しに戻そうと思ったときに、パワーがないので、頑張って力づくで押すと、やっぱり、ちょっとアウトが出ることが多くて、それを修正ができなかったです。 ――1ゲーム取れた戦いでの収穫は? トップで戦っている人から1ゲームを取れたことは、嬉しいこと。これからにつなげられることだと思いますし、今度は1ゲームを取るだけでなく勝てるように。今年の試合は終わりましたけど、来年に向けて頑張りたいです。
取材・構成/吉井信行、平野貴也、バドミントン・マガジン編集部 写真/菅原淳