放射冷却の空気と暖かい海水で生まれる幻想的な「気嵐」 石川県内は各地で今シーズンの最も低い気温に
25日(月)の石川県内は、放射冷却の影響で各地で今シーズンの最低気温を観測しました。その影響で、穴水町では真っ白な霧が海面から立ち昇る幻想的な景色「気嵐(けあらし)」が見られました。 【写真を見る】能登の海に現れた「気嵐」 幻想的な風景広がる オレンジ色の朝日が昇る中、穴水湾に現れた気嵐です。 穴水町中居地区の仮設住宅のすぐ側で、真っ白な気嵐が穏やかな海を覆いました。 気嵐は、海面から立ち上る水蒸気が陸上からの冷たい空気に触れて発生する霧です。水温と地上の寒暖差が大きくなるときに起きる気象現象として知られています。 25日朝の最低気温は、白山河内で0.1度、輪島市三井で0.3度、珠洲で2.2度、金沢で3.9度など、県内11の観測地点のうち9つの地点で今シーズンの最も低くなりました。 北陸地方は移動性の高気圧に緩やかに覆われ、日中は広く晴れる見込みで、25日日中の予想最高気温は金沢、輪島ともに14度です。
北陸放送