<運命の出会い>一ノ瀬颯「ものの考え方や価値観を大きく変えてくれた」 小学6年の時、“対等に向き合ってくれた”担任
今をときめく俳優やアーティストに、影響を受けた人について聞く「運命の出会い」。連続ドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」(日本テレビ系、日曜午後10時半)に出演中の一ノ瀬颯さんに、「自分のものの考え方や価値観を大きく変えてくれた、いわば恩師のような存在」という小学6年の時の担任の先生について語ってもらいます。 【写真特集】現代版「若草物語」出演中 引きで見ると? 脚長すぎ! 全身カットも公開!!
◇対人関係の大切さをすごく教わった
小学生だと、大人はまだ僕らを子供として扱ってくるわけで、それは当たり前のことだと自分でも思っていたのですが、その先生は使う言葉も難しかったり、子供にするような話ではない話をときにしてくれて。一人の人間として、対等に向き合ってくれているのが分かる、すごくすてきな先生でした。
そういう先生が他にどれくらいるか分からないのですが、その後、中学・高校と上がっても、そこまで対等に接してくれる先生って、片手で数えられるくらいしか出会わなかった気がしますし、ましてそれが小学生のときと考えると、この先生との出会いはとても大きかったと思います。
嫌なことがあったときに真摯に話を聞いてくれたのですが、それも、僕の方から相談した記憶はあまりなくて、むしろ先生の方から気にかけてくれて。そうやって向き合ってくれることのありがたさはもちろん、対人関係の大切さをすごく教わったという意味で、自分の価値観を変えてくれた恩師だと思います。
◇子供たちと接するときできる限り同じ目線に
学んだこと、影響を受けたことといえば、やっぱり人との向き合い方。そこに付随する誠実さ。友達と仲がいい、悪い、時にはけんかして、仲直りしてっていう、その年ごろならではの単純な人間関係に、もう少し深みを与えてくれたと僕は思っています。
難しい話についても、僕らを子供扱いせず、可能性を信じて話をしてくれていたんだろうなって今、改めて思いますし、僕も普段、子供たちと接するときできる限り同じ目線に立とうとするのは、根本に先生との出会いがあったからなのかなって。