【ボクシング】井上拓真vsアンカハスをリング誌元編集人が予想「井上は常に向上しているが…」2.24 両国国技館
井上拓真 vs. アンカハスの決着方法別オッズ
同じく『BetMGM』で、それぞれの最新のプロップベット(個別予想)オッズも見ていこう。 傾向としては、どちらかといえば判定決着が予想されており、そこで井上が勝つというオッズに人気がある。 ・井上のKO/TKO/テクニカル・デシション/失格での勝利:+600 ・井上の判定勝ち:-175 ・アンカハスのKO/TKO/テクニカル・デシション/失格での勝利:+650 ・アンカハスの判定勝ち:+400 ※上記オッズは、本記事執筆時の2月21日時点のものとなる。
本誌勝敗予想(予想者:トム・グレイ)
オッズを素直に参考にするならば、井上拓真(18勝1敗、4KO)がこの試合の勝者候補だが、これは井上のキャリア的な勢いによるところが大きいと読む。2019年11月にフランス人のノルディーヌ・ウバーリにポイント負けしたものの、その後復調し、5連勝を記録。昨年4月に世界王者になった。 一方、アンカハス(34勝3敗2分、23KO)は2022年にマルティネスにスーパーフライ級のIBFタイトルを奪われ、それ以前の試合では精彩を欠いていた。しかし、直近の試合はスーパーバンタム級契約でTKO勝ちしている通り、体重を上げることは元チャンピオンに有利に働く可能性が高く、2つ目の世界タイトルを獲得する見込みは大きなモチベーションになるだろう。 そして経験という点では、32歳のアンカハスのほうが圧倒的に有利だ。世界タイトル戦の経験は井上の2戦に対して、彼は12戦。しかもはるかに格上の相手と戦ってきた。また、井上がキャリア唯一の敗北を喫したウバーリのように、サウスポースタイルを効果的に活かすタイプでもある。 私はこのタイトルマッチではアンダードッグ(不利オッズ)のアンカハスを支持したい。井上はグッドファイターだし、常に向上しているが、相手はリボリオ・ソリスよりもずっと優れたファイターだからだ。
<スポーティングニュースの予想:アンカハスが3-0で判定勝ち>
※本記事は国際版記事を翻訳し、日本向けに編集したものとなる。翻訳・編集:スポーティングニュース日本版編集部 神宮泰暁
Tom Gray、神宮泰暁