「搭乗員のミスが無ければ今回の事故は防げた」 空中給油・輸送機KC-46Aのトラブル 航空自衛隊が境港市議らに説明
今年8月に発生した航空自衛隊美保基地所属の空中給油・輸送機KC-46Aが緊急着陸し、米子空港が一時使えなくなったトラブルについて、6日、境港市議らに説明が行われました。 【写真を見る】「搭乗員のミスが無ければ今回の事故は防げた」 空中給油・輸送機KC-46Aのトラブル 航空自衛隊が境港市議らに説明 今年8月、訓練中だったKC-46Aが、空中で給油する装置「ブーム」が機体に正常に格納されなくなり、美保基地に緊急着陸しました。 このため滑走路は一時閉鎖され、共同利用する米子空港発着の便に遅れなどの影響が出ました。 6日、行われた説明会で航空自衛隊は、給油状況を確認する画面に実際と異なった表示がされたため搭乗員が困惑し、「ブーム」を給油先の航空機から分離させる前に上昇させてしまう操作ミスが原因だったと説明。 再発防止策として、予期せぬ状況が生じた場合の対処要領などを策定したとしました。 これに対し議員からは「人的ミスはもちろんだが、異なった表示が起こったことに対する調査を進めて欲しい」と求めました。 しかし、航空自衛隊側は、「搭乗員のミスが無ければ今回の事故は防げた」 と、述べるにとどまりました。 航空自衛隊美保基地では今後も地域への説明を行い、現在見合せている空中給油を再開させたいとしています。
山陰放送