仏の見分け方学ぶ まるごと奈良博で金沢学院大附属高生ら
奈良国立博物館展「まるごと奈良博」が開かれている金沢市の石川県立美術館で4日、奈良博研究員によるわくわくトーク「『ほっとけ』んよ!奈良博のお宝!」が開かれ、参加者は仏像の髪形やファッションなどから仏を見分ける方法をクイズ形式で学んだ。 奈良博教育室の翁みほり研究員が講師を務め、仏像の四つのグループ「如来(にょらい)」「菩薩(ぼさつ)」「明王(みょうおう)」「天(てん)」の見分け方を解説。「如来は手にカエルのような水かきがある」「天の仏さまには性別がある」など特徴を伝えた。 この日は金沢学院大附属高芸術デザインコースの2、3年生約70人が参加した。2年の髙瀬さらさんは「仏さま一人一人にデザインや性格があることが分かった。相手を思って怒ってくれる明王さまを鑑賞したい」と話した。トークは18日の午後1時半、同3時にも開催する。 まるごと奈良博は「ポスト国民文化祭」の目玉事業となり、後期展では約70点を展示替えし、国宝4点、重要文化財54点を含む137点が並ぶ。開館時間は午前9時半~午後6時、18日までの金~日曜は開館時間を拡大する。