<葬送のフリーレン>選抜試験の合格者は? 新たな旅路に着くフリーレンに「また会おうね」との声
「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載中の同名コミックをアニメ化した「葬送のフリーレン」(毎週金曜夜11:00-11:30、日本テレビ系/ABEMA・ディズニープラス・Hulu・Leminoほかにて配信)の第28話「また会ったときに恥ずかしいからね」が3月22日に放送された。一級魔法使い選抜試験を経てフリーレンたちは新たな旅へと歩きを進める。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】フェルン(CV.市ノ瀬加那)に顔を近づけるシュタルク(CV.小林千晃) ■明かされる一級魔法使い選抜試験合格者 フェルン(CV.市ノ瀬加那)に続いてゼーリエ(CV.伊瀬茉莉也)との面接に現れたのはデンケン(CV.斉藤次郎)。その姿を見たゼーリエは「私は燃え滓(かす)には興味はない」と言い放ち、不合格にしようと考えていたことを明かした。しかし、デンケンを目前にしたゼーリエは、彼がいまだに野心に燃えていることを悟って意見を変える。そんな彼女はデンケンを皮切りにユーベル(CV.長谷川育美)、ラント(CV.小松昌平)、ヴィアベル(CV.谷山紀章)、メトーデ(CV.上田麗奈)に対しても三次試験合格を言い渡す。ゼーリエは「確かに今年は豊作だ」と述べて今回の試験を締め括った。 試験が終わったのち、フェルンとシュタルク(CV.小林千晃)はデンケンと遭遇する。ともに甘味を口にすることとなった両者。その場でデンケンは今回の試験を振り返り「魔法が楽しいものだったと久々に思い出せた」と語った。時を同じくして、フリーレン(CV.種崎敦美)はヴィアベルと語り合っていた。ヴィアベルはヒンメル(CV.岡本信彦)に憧れを抱いていること、そして、その憧れが彼を人助けへと駆り立てていることをフリーレンに打ち明ける。彼女はヒンメルの活躍が世界を変えていることを再確認し、彼との旅路に思いを馳せた。 その日の夜、一級魔法使いとなったフェルンに対して特典が授与されることが知らされる。特典の内容は、“ゼーリエの持つ魔法から好きなものをひとつもらえる”というもの。フェルンは数ある魔法から“服の汚れをきれいさっぱり落とす魔法”を選択し、習得する。そしてフリーレン一行はオイサーストの人々に別れを告げ、再び旅路へと歩み始めた。 ■ゼーリエが見せた温かな一面 フェルンがゼーリエから特典を受け取っているその時、フリーレンの元を一級魔法使い・レルネン(CV.宮内敦士)が訪れる。ゼーリエの弟子であり、間もなく天寿を全うしようとしているレルネン。彼は、自身が名を残すことが師匠・ゼーリエの生きた証になると考えていた。フリーレンを打ち取ることで名を残そうと考えたレルネンは、彼女に対して手合わせを申し込む。しかし、フリーレンはこれを拒否し、一級魔法使い選抜三次試験でゼーリエと交わした会話をレルネンに聞かせた。 ゼーリエはフリーレンに対し、これまでに弟子とした魔法使いたちについて話していた。彼らについて「一人ひとりの性格も好きな魔法も鮮明に思い出せる」と語るゼーリエ。彼女は「弟子を取って後悔したことは一度もない」と続ける。このやりとりについて聞かされたレルネンは構えた杖を下ろし、フリーレンとの手合わせを中断させた。 悠久の時を生きるゼーリエ。これまで多くの弟子を育ててきた彼女は、一人ひとりに対してさほど思い入れがないかのように振る舞ってきた。しかし、実際の彼女はすべての弟子に愛情を持っていることが本エピソードで明らかになった。そんな彼女の性格を踏まえ、本作をもう一度見返したい。 ■視聴者からは「また会おうね」との声も 最終回となった本エピソードにも多くの感想が投稿されSNS上を賑わせた。なかでも投稿が目立ったのは物語が締め括られた瞬間だ。オイサーストで出会った人たちと別れ、次なる旅路に進むフリーレン。その様子を見た視聴者からは「また会おうね、フリーレン」「面白かったなぁ。半年間ありがとうございました。」「理想のアニメ化でした。2期もやって欲しいなぁ」といった投稿が多数寄せられる。その結果、「フリーレン」というワードは今週もトレンド入りを果たした。 惜しまれつつも完結を迎えた本作だが、ここまでの名シーンを振り返る特別番組が日本テレビ系ほかにて、3月29日(金)夜11:15~11:45に放送予定だ。まずはこの番組を楽しみにしつつ、今後の情報も心待ちにしたい。 ※種崎敦美の崎は、正しくは「たつさき」 ◆文=はるのおと