「いまだに信じられない…」上沼恵美子、内村光良、島田紳助氏に見せた松本人志の「ありえない気遣い」
「いまだに信じられないんですよね……」 そう語るのはベテランディレクターだ。 『ダウンタウン』松本人志の文春報道でてんやわんやなのがテレビ局。松本の活動休止によりレギュラー番組の代役探しや、今後の編成面にも重大な影響が及んでいる。そんななか、冒頭のディレクターが仕事現場の松本について語る。 【すごい…写真あり】松本人志が”ニヤリ”と車中から女の子を物色し「後輩芸人とナンパ姿」 「スタジオ入りしてセットの前に立つまでは寡黙というか、ピリッとした感じはありますよ。でも本番前の数秒間で共演者をイジって緊張を和らげたり、本番終了後にこそっと後輩芸人をフォローすることもある。めちゃくちゃ気配りの人なんですよ」 だからこそ、文春で書かれた“ウラの顔”についてはショックが大きいという。 松本の気遣いについては、“西の大御所”上沼恵美子も触れている。 1月14日放送の『上沼・高田のクギズケ!』(読売テレビ)で、一連の文春報道に 「吐き気がする」 と嫌悪感をあらわにしたが、他方で、’18年のM-1グランプリの審査をめぐり吉本興業の若手芸人にディスられた際には、後日、松本が上沼の大阪の楽屋を電撃訪問。後輩の非礼を詫びたという。上沼は 「私、その時にちょっと感動してね。後輩のために頭を下げたんです。えらい人やなと思って」 と称賛。その上で 「だからこそ今回、“どういうこっちゃ”と思うわけですよ。あの時、あなたは後輩のために私に頭下げてくれた人やんか。そんな立派な人格者ですやんか」 と訴えた。 同様に楽屋を訪れたケースで語り草になっているのは、盟友の『ウッチャンナンチャン』内村光良を励ました時だ。 ’93年に『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』(フジテレビ系)が収録中の死亡事故で打ち切りとなった。内村と南原清隆は謝罪会見を行ったが、内村のショックは大きく、塞ぎこむ毎日。見かねた松本が内村の楽屋を訪れ、激励したという。 両者はブレーク前夜の『夢で逢えたら』(フジテレビ系)で共演した間柄。その信頼関係は現在まで続いている。 暴露系ユーチューバーとして脚光を浴び、のちに逮捕・起訴されたガーシーも以前動画で松本のふるまいに言及していた。 松本が“兄さん”と慕う島田紳助氏の元相方である松本竜介さんが亡くなった‘01年4月1日のこと。当日、紳助氏は竜介さんの死去を知りながら、TBS系『オールスター感謝祭』のMCを務め、打ち上げにも笑顔で参加していたという。 するとそこへ、同番組に出演していない松本がひょっこり現れたという。理由は元相方がなくなり、悲しいはずの紳助に寄り添うため。ガーシーによると、松本が 「今日は兄さんが、竜介兄さんが亡くなって絶対さみしいし、悲しいやろうなと思ったから、僕そばにいようと思って来ましてん」 と声をかけると、紳助氏の涙腺は崩壊したという。 「あくまでガーシーの言っていることなので半信半疑ですが、松本さんが紳助さんを慕っているのは周知の事実。今回の件でも、一部マスコミは松本さんの動静を知るために紳助さんに取材をかけようとしています。やりとりはしているでしょうから」(ワイドショー関係者) 松本に対して、厳しい言葉を投げかける水道橋博士もユーチューブ生配信で 「才能はすごいし、気配りもする人ですよ。番組の中で。作っているモノへの敬意はすごくある」 と評している。 「松本さんと交流のある人から聞く“松本人志像”と、文春で書かれた“松本人志像”にギャップがありすぎる。だからお笑いの現場はパニック状態。 吉本内でも上層部の一部でしか情報は共有されていない。現場の動揺は今も続いています」(お笑い関係者) 松本は22日、予告通り週刊文春の発行元である文芸春秋を名誉棄損で東京地裁に提訴した。損害賠償請求額は約5億5000万円。代理人を務める「八重洲総合法律事務所」の田代政弘弁護士は 《記事に記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ「性加害」に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております》 などと主張している。 記事の真贋はともかく、普段の気配りを飲み会でも発揮していたら……と悔やむほかない。
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