中居正広、“SMAP再結成のための残留”報道の意味とは?
昨年から大きな話題を集めていた「SMAP」の独立&解散騒動は、元メンバーの中居正広、木村拓哉がジャニーズ事務所残留、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が退所という決着を見た。 当初は木村を除く4人の独立が取り沙汰されていたが、結果的には中居も事務所に残留することとなった。 その理由として多くのメディアが、中居が多くのCMやレギュラー番組を抱えていることによる周囲への影響力の大きさやプロデュースも手掛ける“弟分”のグループ「Kis-My-Ft2」の存在などを挙げている。
“SMAP再結成のための残留”という表現の真意
そうした中、一部スポーツ紙は中居のジャニーズ残留について“SMAP再結成のための残留”という表現を用いているが、記事を読んだだけでは「何故、SMAP再結成のために中居がジャニーズ事務所に残留したのか?」の詳しい説明はなく、あいまいなものとなっている印象も受ける。 中居の残留が、SMAP再結成の可能性を高める理由とはいったいどういうことなのか? 別の芸能プロダクションの幹部はこう語る。 「ジャニーズ事務所とは親しい間柄のスポーツ紙はストレートな表現はできないと思うけど、要するに中居クンは将来的に社内独立を視野に入れているんだろう。あえてジャニーズ事務所に残り、これまで同様に事務所に貢献することで発言権を増して“社内独立”、ひいては『SMAP』の再結成を目指していると思うよ」
円満な関係を保ったままでの“社内独立”が理想
「SMAP」の独立&解散騒動が勃発して以来、「SMAP」存続を願う中居は水面下で懇意の芸能人などを介して数多くの芸能関係者と接触していたという。 そうした中、強引に完全独立をするよりも、ジャニーズ事務所ともある程度良好な関係を築いたまま、実質的な“社内独立”という形をとった方が得策という考えに至ったようだ。 「“社内独立”というと大げさに聞こえるかもしれないけど、実績のある大物芸能人の中には、芸能事務所に所属しながらも、ただ事務所の言いなりとなり、与えられた仕事をこなすだけでなく、自身で仕事を選んだり、スケジュール管理ができる権限を持つ人もいる。これも立派な“社内独立”であり、ある意味芸能人の理想形とも言える。もちろん、こうした条件を所属事務所に認めさせるためには、それなりの実績が必要になるわけだけど」(前出の芸能プロ幹部) とはいえ、現時点ですぐに元「SMAP」メンバーの社内独立が認められることはない。 「そもそも、『SMAP』の独立&解散騒動はメリー喜多川副社長が、半ば“社内独立”していた元『SMAP』のチーフマネジャーが権力を持ち過ぎたことに危機感を募らせて、事務所を追い出したことが発端ですからね。中居クンを中心とした『SMAP』の元メンバーの社内独立なんて今は絶対に認めないだろう。ただ、ジャニーズ事務所の首脳部も世代交代の時期を迎えており、将来的にメリーさんが一線を引いた後ならば、稼ぎ頭の中居クンの要望が認められる可能性はある」(同芸能プロ幹部) あえてジャニーズ残留を決めた中居の思いが現実となる日は来るのだろうか? (文責/JAPAN芸能カルチャー研究所)