元結合双生児“ドクちゃん”の半生を追ったドキュメンタリー公開日が決定、予告編も
映画「ドクちゃん ―フジとサクラにつなぐ愛―」の公開日が5月3日に決定。あわせて本予告、本ポスタービジュアルが到着した。 【動画】映画「ドクちゃん ―フジとサクラにつなぐ愛―」本予告(他9件) 日越外交関係樹立50周年と分離手術35年を記念して制作された本作は、ベトナムの元結合双生児“ベトちゃんドクちゃん”として知られる、“ドクちゃん”ことグエン・ドク氏のドキュメンタリー。YouTubeで公開された本予告には、今も深刻な健康問題を抱えながら、平和のアンバサダーとしての使命とともに生きる彼の姿が収められた。ドク氏の「毎日、ベトの分も生きているよ」という言葉も確認できる。 「ドクちゃん ―フジとサクラにつなぐ愛―」は東京・新宿ピカデリーほかで公開。プロデューサーはドク氏とともに平和活動を長年続けているリントン貴絵ルースが担い、監督はドキュメンタリー作家の川畑耕平が務めた。なお4月にはドク氏の来日も予定されている。 ■ グエン・ドク氏 コメント 僕の人生には2つの大きなチャレンジがあります。 1つは「生きること」。2つ目は「生き続けること」。 43年前、結合双生児として生まれた僕と兄ベトは、7歳の時にベトナムや日本のたくさんの人々の支援のもと分離手術を受けました。この映画で少しでも恩返しができればと思い、全てを見せる覚悟をしました。僕のありのままの姿から、家族の大切さ、命の尊さを感じ、皆さんが人生を前向きに生きる原動力となること、そしてこの映画が“記憶”となり未来へ繋がることを願っています。僕自身の使命として、この映画が世界を平和へ導くきっかけとなりますように。 ■ 川畑耕平 コメント 枯葉剤の被害者や障害者でありながら、ドクさんは他の人と同じように一人の父親であり夫でした。気負いもてらいもなく、日常生活に悩みながらも、平和の大切さを自然体で語る姿に凄みを感じます。そんなドクさんを少しでも感じていただければうれしいです。 (c)2024 Kingyo Films Pte. Ltd.