福山市、空き家を略式代執行で解体 116万円を所有者に請求へ
広島県福山市は14日、倒壊する恐れがある福山市東深津町の空き家1棟について略式代執行による解体作業を始めた。空き家対策特別措置法に基づく対応で、市内での代執行は2例目。解体費は116万円を見込み、市は所有者に請求する。 【別カットの写真】 小森満生建築部長が家屋前で代執行を宣言。この日は作業員が家屋周辺の木の伐採などをした。工期は3月中旬までの約1カ月間を予定し、足場を組んで取り壊す。 市によると、家屋は市道に面した木造平屋49平方メートル。2022年6月に特定空き家に認定し、所有者に指導や勧告をしてきた。鉄パイプで補強したりブルーシートで覆ったりする応急措置もした。 市内にはこの家屋を含めて特定空き家が64棟ある。
中国新聞社