必見!食物繊維サプリで変わる腸活とその秘密を米医師が解説
食物繊維の供給源はあちこちに存在している
食物繊維の粉末サプリには、植物由来でお馴染みの原料がいくつか使われている。もっともよく耳にするのはサイリウムハスクで、糖尿病や減量のために処方される薬「オゼンピック」の代替薬になる可能性も秘めているとか(ちょっと大袈裟ではあるけれど、食物繊維は満腹感を増幅させるから) ナザレス医学博士によると、サイリウムハスクはオオバコの種子外皮からできており、便秘を改善するのに役立つ水溶性食物繊維 。「水に混ぜると水分を吸収してゲル状の物質を形成します」。この物質こそが、便が消化管を通って外に出るのを助けている。 もう一つ人気な食物繊維の供給源は、片栗粉。「これは小腸では消化されず、有益な腸内細菌のエサになるため無傷の姿で大腸に到達します」とナザレス医学博士。次に、グアー豆の種子から作られるグアーガム、そして、植物に含まれている水溶性食物繊維のペクチンが有名。食品ラベルを読んでいると、イヌリンを目にすることもあるかもしれないが、これもチコリの根など、植物に含まれている水溶性食物繊維。ナザレス医学博士いわく、イヌリンは腸の健康をサポートするプレバイオティックとしても使用できるそう。 食物繊維の粉末サプリは毎日安全に摂取することができるけれど、消化器系に問題が起きるのを回避するために、まずは推奨量よりも若干少なめの量から始めてみて、徐々に摂取量を増やしていくのが安心。添加糖類など摂りたくない成分が含まれていないか、成分表示を確認することも忘れないように。なにかしらの薬を服用している人は、副作用や相互作用を防ぐために、医師の許可を得て服用するようにしよう。 過敏性腸症候群など、特定の消化管疾患を抱える人はとくにだが、サプリメントはすべての人に適切なものではないことも心に留めておこう。「過敏性腸症候群は複雑です。ある人には効果のあるものが、別の人にはまったく効かないことだってあるのです」とナザレス医学博士。 ※この記事は、イギリス版ウィメンズヘルスから翻訳されました。