山田彪太朗が得意の左ボディー一発で悶絶KO勝ち。日本フェザー級戦線のトップファイターたちに「俺を忘れるな」と宣戦布告【SB】
シュートボクシング(SB)の2024年第1弾大会となる「SHOOT BOXING 2024 act.1」(2月10日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルでSB日本フェザー級王者の山田彪太朗(シーザージム)がタイの「True4U」54kgトーナメント優勝の実績を持つペットシートーン・ソー・サクナリン(タイ)と対戦した。試合は1Rで山田が得意にボディーでKO勝ちを収めた。 1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかける山田にペットシートーンはいきなりヒザ。圧をかける山田は右カーフ。ペットシートーンは左ロー、っミドル、ヒザ、右ローと多彩な蹴り。その蹴りに山田は圧をかけて右ストレート。なおも圧をかける山田は左フック。山田は蹴り足をつかむと右ボディー。ペットシートーンはヒザをボディーに。しかし山田は前に出てパンチ。なおも蹴りを出すペットシートーンだったが、山田は一気に距離を詰めると右ストレートから左ボディー。強烈な一撃にペットシートーンはうずくまりダウン。悶絶したまま山田のKO勝ちとなった。
山田は昨年4月に川上叶を破り王座を獲得すると、6月、11月とムエタイファイター相手に連勝。今回は3戦連続でのムエタイの強豪との対戦だった。 前日会見では「フェザー級で軍司選手と門口選手の試合が決まったりと僕のいないところで盛り上がっているので、ばしっと決めて日本のフェザー級の有名な選手に絡んでいきたい」と語っていたのだが、試合後のマイクでは「最近、日本フェザー級が盛り上がっているので、山田彪太朗を忘れるなよと」と改めて他団体のフェザー級のトップ戦線で活躍する選手たちに宣戦布告した。
またこの日は弟の虎矢太が「RISE ELDORADO 2024」(3月17日、東京・東京体育館)に参戦しRISEバンタム級4位の大森隆之介(EX ARES)と対戦することが発表されたのだが、虎矢太を呼び込み「俺の弟、まあまあ強いんで。SBの看板を背負って大暴れしてくれると思います」とバトンを託した。 また大会後の総括で日本シュートボクシング協会のシーザー武志会長は山田ツインズについては「今年はどんどん外で勝負させる」と語っている。