ガザ地区から日本人ら18人がエジプト側に退避 外国籍の人たちの退避は衝突後初
イスラム組織「ハマス」とイスラエル軍の衝突以降初めてパレスチナ自治区ガザ地区から外国籍とケガをした人たちが退避し、日本人10人とその家族、あわせて18人もエジプト側に退避しました。 日本国旗を掲げその到着を待ちわびる人たち。これは1日、エジプトとガザ地区の境界にあるラファ検問所で撮影された映像です。 外務省によりますと、現地時間1日、退避を希望していたすべての日本人10人と、そのパレスチナ人家族8人のあわせて18人がガザ地区からエジプト側に退避しました。 いずれも健康状態に問題はないということです。 エジプトの地元メディアにりますと、これまでに少なくとも外国籍を持つ361人やけがをした人が退避したということです。 ロイター通信は外交筋の話として、今後2週間かけて外国籍を持つ、およそ7500人を退避させると伝えています。 こうした中、ロイター通信によりますと、イスラエル軍は1日、ガザ地区北部のジャバリア難民キャンプを2日続けて空爆しました。 また、ハマス側の発表として、この難民キャンプへの一連の空爆で少なくとも195人が死亡したと伝えています。 ガザ地区の保健当局は1日、死者が8796人にのぼったと発表していて、イスラエル側とあわせた双方の死者は1万人を超えました。