ジャスティン・ビーバーを見出した敏腕マネージャー、スクーター・ブラウンが引退を発表
ブラウンは過去2年間マネージメントからの引退を考えていたというが、現実味を帯び始めたのは2023年夏。「私の最大のクライアントであり、友人の1人が翼を広げて新しい方向に進みたいと私に言った」ことがきっかけだった。「過去10年間、私たちは一緒に多くのことを経験してきた。私はその言葉に傷つくどころかサインだと捉えた」。アリアナ・グランデがブラウンとの契約を打ち切ると発表、長年の関係にヒビが入ったと報じられたのがこの頃である。また同じ時期にデミ・ロヴァート、イディナ・メンゼル、J・バルヴィンも彼との契約を解除した。ジャスティンもブラウンとの関係を切ったと噂されていたが、ジャスティンの関係者はそれをたびたび否定している。ちなみにアリアナは先週、HYBEアメリカと新たに契約することを発表。マネージメントはブラウンではなく他の人物に任せることが報じられた。
ブラウンは「私たちの会社や私のキャリアで起きていることについてさまざまなことが語られてきた」と振り返っている。ブラウンといえばテイラー・スウィフトのアルバムの原盤の権利を買収、彼女とのバトルでマスコミを賑わせたこともある。「成功したときは微笑み、攻撃されたときは確実な道を歩んできた。でもこの3年、確実な道を進むことが私たちが何者であるかについて混乱を生み、曖昧にしていると感じ始めてきた」。 「人生は自分で立てた計画ではなく、神の計画に任せるものだ」というブラウン。「この章がどんな結末を迎えるのか私はまったく予想していなかった。でもこうなった。この章の一瞬一瞬をこれからも大切にしていくだろう。私は自分で計画を立てたが神の計画の方が好きだということがわかった。乾杯!」。ジャスティンの盟友として、そしてテイラーの天敵として常に注目を集めてきたブラウン。次の章ではトップアーティストたちとどう関わっていくのか、続報を待ちたい。