中嶋監督の巧みな選手起用でオリックス3連覇。吉田正尚の穴を埋めた森友哉、若手先発の台頭が光った【伊原春樹の野球の真髄】
9月24日現在、得点圏打率.388の勝負強さを見せる森の打撃は光った[写真=高原由佳]
見事な優勝だった。9月20日、オリックスがリーグ3連覇を果たした。優勝時点で2位・ロッテに14.5ゲーム差をつける独走。投手を無理に起用しないなど、中嶋聡監督の1年間を見据えたさい配が光った。さらに優勝の要因となったのはメジャー移籍した四番・吉田正尚(レッドソックス)の穴を埋めたことだろう。 昨年、吉田正は打率.335、21本塁打、88打点をマーク。打線の主軸が抜けたが、チーム打率は昨年の.246から今年は.249、1試合平均得点は3.43から3.61とほぼ数字は変わっていない(9月24日現在、以下同)。打線が弱体化しなかったのは、まずFAで西武から加入した森友哉の存在だ・・・
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週刊ベースボール