衰え目立つバイデン氏に、大統領選からの撤退求める声…指名辞退なら民主党内の分裂招く恐れ
カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事(56)やミシガン州のグレッチェン・ホイットマー知事(52)らの名前も浮上するが、衆口一致する人物は不在だ。候補者が最初の投票で過半数を獲得できないと、党幹部ら約700人とされる「特別代議員」にも投票が認められ、仕組みはさらに複雑化する。
党大会では激しい代議員争奪戦が繰り広げられ、党内の分裂を招く恐れがある。党内では候補差し替えのリスクも指摘され始めている。
再選を目指す資格のある大統領が最後に出馬辞退した例は1968年にさかのぼる。民主党予備選で劣勢だったリンドン・ジョンソン氏が撤退を表明し、その年の党大会ではヒューバート・ハンフリー副大統領が党の正式候補に指名された。