香港・長洲島「饅頭祭り」 9000個がくくりつけられた塔登り、幸福祈る
香港の離島、長洲島で5月16日、伝統的なお祭り「長洲饅頭節」が開催された。クライマックスは、プラスチックでできた饅頭9000個がくくりつけられた18メートルの塔に、男性9人、女性3人が登る競争。制限時間は3分間で、饅頭を多く取った人は家族に幸運をもたらすとされる。今年はアイスクライミングの選手であるジャネット・クンさんが「饅頭の女王」の栄冠に輝いた。 香港で100年以上続く「長洲饅頭節」。離島の長洲島で16日に開催された。 高さ18メートルの塔を登り、プラスチックの饅頭を3分でどれだけ多く取れるか競う。饅頭を多く取った人は家族に幸運をもたらすとされる。 今年の「饅頭の女王」ジャネット・クンさん 「昨年は神経がすり減るようなカオスな競争だった。今年は速さと正確さが重要だった。昨年の動画を何度も見てどこが良くなかったのか確認し、今年はすべて修正した。今年は期待通りの結果が出たし、男子グループも含め総合で最高得点を獲得できとても驚いているし、達成感が強い」 男性9人、女性3人の参加者が制限時間3分以内に最も多くの得点を獲得するため、袋に饅頭を詰めようと競い合った。 「饅頭の王」になったのは消防士のイップ・キンマンさん。クンさんは、男性のキンマンさんよりも多くのポイントを獲得した。 長洲島では100年以上にわたり、災厄を払い平和と安全を祈願するためこの祭りを続けている。 (ナレーションなし)