昨年のNext Gen ATPファイナルズ優勝者メジェドビッチが第3シード撃破でキャリア3度目のツアー4強入り「久し振りに自分本来のレベルを取り戻したと思う」 [ベオグラード・オープン/テニス]
昨年のNext Gen ATPファイナルズ優勝者メジェドビッチが第3シード撃破でキャリア3度目のツアー4強入り「久し振りに自分本来のレベルを取り戻したと思う」 [ベオグラード・オープン/テニス]
ATPツアー公式戦「ベオグラード・オープン」(ATP250/セルビア・ベオグラード/11月3~9日/賞金総額65万1865ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、ワイルドカード(主催者推薦枠)を得て参戦した21歳のハマド・メジェドビッチ(セルビア)が第3シードのフランシスコ・セルンドロ(アルゼンチン)を6-4 6-2で倒してベスト4進出を果たした。 ~ベオグラード・オープンで第3シードを倒してキャリア3度目のツアー4強入りを決めた地元セルビアのメジェドビッチ選手~ ワンブレーク差で第1セットを先取したメジェドビッチは第2セットも2-0とリードし、3-2から最後の3ゲームを連取して1時間13分でキャリア3度目のツアー4強入りを決めた。 昨年12月に男子21歳以下(今年から20歳以下)のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」で第6代チャンピオンに輝いたメジェドビッチはシーズン序盤にウイルス性疾患で出遅れ、ツアーで思うような結果を残せず世界ランク156位で今大会を迎えている。 「大変だったと思うけど、こんなに観客が応援してくれるなんて凄いことだ。ここでは本当にいいプレーができている。母国の観客が応援してくれる中でプレーできて最高の気分だ」とメジェドビッチは試合後のオンコートインタビューで語った。 「久し振りに自分本来のレベルを取り戻したと思う。そのために一生懸命努力してきたけど、今日の試合ではこれまでで最高のプレーができたと思うし、勝つことができてうれしいよ」 メジェドビッチは次のラウンドで、ファビアン・マロジャン(ハンガリー)を6-4 6-2で破って勝ち上がった同じくワイルドカードで出場した同胞のラスロ・ジェレ(セルビア)と対戦する。 もうひとつの準決勝は、イリ・ラフェチュカ(チェコ)とデニス・シャポバロフ(カナダ)の顔合わせとなった。第4シードのラフェチュカが予選勝者のルーカス・クライン(スロバキア)に3-6 7-6(3) 6-3で逆転勝利をおさめ、予選勝者のシャポバロフはクリストファー・オコネル(オーストラリア)を6-2 6-2で退けた。
テニスマガジン編集部