「素人の女子大生かと…」テレビ東京、入社5カ月の女子アナをスポーツ番組キャスターに起用 エースアナの退社ラッシュで深刻な人材不足
23歳の松澤亜海アナ
テレビ東京の新人・松澤亜海アナ(23)が8月末から、スポーツ情報番組「スポーツ リアライブ」の土曜キャスターに起用されている。9月末で同局を退社する池谷実悠アナ(27)の“後釜”だが、わずか、入社5カ月での抜擢に驚きの声が上がっている。 【写真】「素人の女子大生かと」…入社5カ月のテレ東・松澤亜海アナ、2年目の中根舞美アナ ***
「スポーツ リアライブ」は今年4月から始まったテレ東のスポーツ情報番組。平日、日曜は、テレ東のアナウンサーが日替わりでキャスターを務めているのだが、土曜のMCを務めるのはアイドルグループの日向坂46の佐々木久美(28)。その“アシスタント”としてキャスターを務めたのが、松澤アナだ。 佐々木と松澤アナの“新コンビ”の最初の放送があったのは8月31日。この日は、メジャーリーグ(MLB)ドジャースの大谷翔平が、MLB史上初となる「43―43」(シーズン43ホームラン・43盗塁)の快挙を達成した日だった。解説の西岡剛と一緒に、2人は出てきたのだが、その様子を見たスポーツ紙記者が振り返る。
「3人のやりとりを見て、ビックリしました。素人の女子大生がアナウンスの練習をしているような雰囲気だったんです。初々しいというより、タドタドしい。見ていてヒヤヒヤしました。隣にいた解説の西岡が本当に頼もしく見えましたね」 これまで、「スポーツ リアライブ」では、池谷アナが主に土日のキャスターを務めていた。だが、9月末をもって退社するため、8月31日から土曜は松澤アナで、9月1日から日曜は入社2年目の中根舞美アナ(24)が担当することになったのである。 土日のスポーツ番組を、入社1、2年目に任せるとは驚きだ。ただ、こうした異例の対応を取らざるを得ないのは、近年、テレ東で女性アナウンサーの“退社ラッシュ”が影響しているのは間違いないだろう。
今年で4人が退社
テレ東では、今年3月末で福田典子アナ(33)、6月末に松丸友紀アナ(43)と須黒清華アナ(39)が退社していて、池谷アナは今年で4人目の退社となる。昨年3月には、現在タレントとしても活躍中の森香澄(29)が退社。2020年には「エース」と呼ばれた鷲見玲奈(34)が退社し、その後“ブレイク”した。 テレ東のホームページを見ると、現在の女性アナウンサーは計17人。30代後半から40代のベテラン、入社1~3年目の若手が目立つのだが、働き盛りの世代がごっそり抜け落ちている。26~35歳の範囲に限っては、わずか5人しかいない。そのうちの1人は、退社予定の池谷アナである。 最近の局内では、ある“違和感”を覚える出来事も起こっていたという。 「今夏のパリ五輪の現地キャスターに、テレ東からは竹崎由佳アナらが起用されたのですが、その中には日向坂46の佐々木も派遣され、現地からリポートしていました。局内からは『なぜ、自局のアナを使わないのか』との声も漏れていたそうです」(前出のスポーツ紙記者) 五輪報道は、アナウンサーにとっては“晴れの舞台”。パリ五輪では、テレビ朝日内で局アナとフリーのヒロド歩美アナ(32)が、現地キャスターの座を巡って激しく争ったことも報道された。TBSでも現地キャスターとして、自局の女性アナウンサー3人を派遣している。大きな舞台で経験を積ませるという意味でも、各局は力を入れるのだ。 ただ、今のテレ東では、五輪報道でも現役のアイドルに頼らざるをえないくらい人手が不足しているということなのだろう。今後も退社は続くのか。
デイリー新潮編集部
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