まさかの指名漏れ…無念のドラフトを経験した有力候補6人
10月26日に行われた「2023年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」。今年も数多くの逸材たちがプロ入りの夢を叶えた。一方で、ドラフト有力候補と評されながらも、指名されなかったケースも存在する。ここでは、ドラフト指名漏れを経験した選手を紹介する。 【表】2023年プロ野球ドラフト会議 12球団指名選手一覧
谷田成吾
出身:埼玉県 投打:右投左打 身長/体重:183cm/86kg 生年月日:1993年5月25日 経歴:慶応-慶応大 慶応大学に在学した谷田成吾は、まさかの指名漏れを経験し、プロ入りが叶わなかった選手だ。 慶応高校では1年春から4番を任される存在となり、早い段階で注目を集めた谷田。左の長距離砲として高校通算76本塁打を記録した。 その後、慶応大学に進学し、2年春からレギュラーに定着。同大学の先輩にあたる高橋由伸(元:巨人)と比較されたこともあり、「由伸2世」と呼ばれた。 大学では通算15本塁打を放ち、大学日本代表にも選出。ドラフト上位指名が有力と言われていたものの、ドラフト会議で名前を呼ばれることはなかった。 その後、社会人野球のJX-ENEOS(現:ENEOS)、独立リーグの徳島インディゴソックスを経て現役を引退した。
栗林良吏
出身:愛知県 投打:右投右打 身長/体重:178cm/85kg 生年月日:1996年7月9日 ドラフト:2020年ドラフト1位 2023年シーズンは苦しむ時期があったものの、広島東洋カープの守護神として活躍する選手が栗林良吏だ。 愛知黎明高校では、2年秋に投手へ転向。名城大に入学すると、1年春からリーグ戦に登板。3年春にはノーヒットノーランを達成した。大学通算32勝を記録し、プロ志望届を提出した。 ただ、上位指名以外では社会人に進むことを名言していたこともあり、12球団からの指名はなし。社会人野球の強豪・トヨタ自動車への入社が決まった。 トヨタ自動車でも入社1年目から実戦経験を重ね、社会人No.1右腕と呼ばれるほどになった栗林。広島にドラフト1位入団を果たすと、1年目からクローザーとして君臨。53試合登板で防御率0.86という圧巻の成績をマークした。 今季はWBC出場(東京ラウンド後に離脱)の影響もあり、一時は二軍降格も経験したが、守護神の座を奪還し、チームの上位進出に大きく貢献した。