「やっとこの季節きた」…福井県内でアユ釣り解禁、初日の釣果は? 今シーズンからリールやルアーOK
福井県内のトップを切り、嶺北の日野川と嶺南の北川、南川で6月8日、アユ釣りが解禁された。強い日差しの下、待ちわびた県内外の太公望が早朝から竿(さお)を並べ、銀鱗(ぎんりん)を狙った。他の河川でも15日以降、順次始まる。 日野川漁協は、釣り人に長くシーズンを楽しんでもらおうと解禁を昨年より1カ月ほど早めた。同漁協によると初日は水温が16度ほどと低く、アユの動きが鈍る難しいコンディションとなり、苦戦する人も目立った。 その中で滋賀県から訪れた男性は5時間で12匹を釣り上げ、「やっとこの季節がやってきた。何度も訪れて大物を狙いたい」と話した。 同漁協は、おとりアユを操る友釣りに加え、今季から中下流域でルアー(疑似餌)やリールを使うアユ釣りも初めて解禁。ファンが早速楽しむ姿も見られた。 8日の県内は高気圧に覆われ、各地で7月上旬から下旬並みの暑さとなった。最高気温は坂井市春江町30・8度、福井市30・4度を観測し、30度以上の真夏日となった。
福井新聞社