保守的なエレガンスに回帰するバーバリー──特集:2024年の冬に欲しいブーツとレザーシューズ
あらためて英国らしさ、バーバリーらしさを感じる素材使いとディテールを採用。クラシカルなデザインをベースに、モードなスパイスを随所に効かせたシューズを展開している。 【写真を見る】それぞれのプライスとディテールをチェック!
積年の歴史をディテールに反映
クリエイティブ・ディレクターであるダニエル・リーのもと、トレンド感を盛り込みながらも、ブランドの積年の歴史を感じるコレクションを展開しているバーバリー。シューズもクラシカル回帰のムード。例えばバックルはシールド(盾)をモチーフにするなど、貴族的なディテールで魅せる。ブーツはシアリングを大胆に盛り込み、ウールの一大産地である英国への誇りや矜持を感じさせるものとなっている。 ■LEATHER SOHO MONK SHOES カーフレザーを使用した、ダブルモンクのストラップシューズ。丸みを帯びたトゥにスクエアのブローグのディテールが新鮮で、英国的な伝統をモダンに変化させている。フロントはブランドの頭文字からインスパイアされた「Bバックル」を採用。ソールの裏にはアイコニックな「馬上の騎士」のデザインがあしらってあり、見えない部分にまでこだわりが光る。 ■LEATHER COBBLE BOOTS トレンドであるヒールブーツも、バーバリーらしく英国的なエレガントなデザインでアップデート。Bバックルのストラップを付けて、スマートな上品さをプラスしている。また、履き口には同系色のシアリングを配して、保温性とともに、ラグジュアリーなニュアンスも薫る。クロップド丈のパンツと合わせて、モードなスタイリングを楽しみたい。 ■SUEDE AND SHEARLING CHUBBY BOOTS オリーブのカーフスエードがミリタリー風の武骨さをアピールする一方で、アンクル部分には、ふわふわとしたシアリングの別パーツを配すことで、硬軟入りまじった絶妙なバランス感で仕上げている。ライニングもシアリングなので、保温性も抜群。フロントが2重になったストラップも機能的でラギッドなイメージを高めている。 ■LEATHER COBBLE FRINGE LOAFERS スクエアで縫い上げたフロントに、大胆なデザインのフリンジを添えたローファー。素材はグリーンの色出しが美しいスムースカーフレザーを使用している。長さを調節できるストラップにはシールド(盾)シェイプのバックルを配し、ブリテッシュで伝統的なイメージをプラス。フリンジの先端部分には、ブランドの頭文字「B」をクラシックな書体で表現したパラジウムメッキが輝くのだ。 ■バーバリー・ジャパン TEL:0066-33-812819
文・オオサワ系、森下隆太 写真・高橋絵里奈 スタイリング・安倍拓志 編集・岩田桂視(GQ)